2014年1月3日金曜日

Koninkrijk België、Royaume de Belgique、 Königreich Belgien


人口1114万人(2012年)が暮らすベルギー王国は、西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家である。
隣国であるオランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクスとも呼べれている。
EUび原加盟国であること、地理的に欧州のほぼ中央部に位置するため主要機関の多くがブリュッセル首都圏地域に置かれているため、ブリュッセルはEUの首都とも言われている。
19世紀にネーデルラント連合王国から独立した国家で、オランダ語の一種であるフラマン語が公用語の北部フランデレン地域と、フランス語が公用語の南部ワロン地域とにほぼ二分されている。建国以来、単一国家であったが、オランダ系住民とフランス語圏住民との対立(言語戦争)が続いたため、1993年にフラマンとワロンとの区別を首都する連邦制に移行した。
ベルギー人のうち、オランダ語(フラマン語)を公用語としてる人が60%、フランス語が39%、ドイツ語が1%となっている。


イタリアのガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、ベルギーのサッカーが成長した理由として「スポーツ人口の多さ」であるとしている。ベルギーの総人口の約50%が何らかのスポーツをしているのに対し、イタリアは29%と、ベルギーの数値がいかに高いものであるかを表している。
また、先述したようにかつてのベルギーはフラマン語地域とフランス語地域とで対立をしていたが、現在は時がたち移民2世の時代になったこともあり、団結したため強くなったと米国のニューヨーク・タイムズ紙も述べている。

ベルギー出身の選手で、トップリーグで活躍している選手は現在、多く存在している。

 ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ)
RSCアンデルレヒトでキャリアをスタートさせ、デビュー1年目からレギュラーとして活躍し、リーグ制覇にも貢献した。
その後2006年に、1000万ユーロの移籍金でハンブルガーSVに移籍したが、アトゥーバやマタイセンらとのレギュラー争いに破れ、定着することは出来なかった。
その後、600万ポンドで移籍したマンチェスター・シティで花開き、プレミアリーグを代表するセンターバックにまで成長した。
ヴァンサン・コンパニはコンゴにルーツを持つベルギー代表選手である。


マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)
2006年にスタンダール・リエージュのトップチームに昇格し、デビュー。その後エバートンに移籍。その際に支払った移籍金が1850万ユーロと当時のベルギー人選手の移籍金では最高額を記録した。
その後、今シーズンより活躍の場をマンチェスター・ユナイテッドに移した。
マルアン・フェライニはモロッコにルーツを持つベルギー代表選手である。


ロメル・ルカク(チェルシー※エバートンにレンタル移籍中)
2009年にRSCアンデルレヒトのトップチームに昇格しデビュー。
16歳10ヶ月でジュピラーリーグで史上最年少で得点王になった。
その後、念願であったチェルシーに移籍したものの、レギュラー定着に至らず昨シーズンはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに、今シーズンよりエバートンにレンタル移籍中である。
ロメル・ルカクはコンゴにルーツを持つベルギー代表選手である。

トーマス・ヴェルメーレン(アーセナル)

ヤン・フェルトンゲン(トッテナム・ホットスパー)

アーセナルに所属するDFトーマス・ヴェルメーレンとトッテナム・ホットスパーに所属するDFヤン・フェルトンゲンには、共通点がある。それは同じベルギーのアカデミー出身であり、かつユース時代はアヤックスでプレーしていたということである。
この二人は、ジェルミナル・エケレン/ジェルミナル・ベールスホットのアカデミー出身であり、このアカデミーからは他にもトビー・アルデルヴァイレルトやムサ・デンベレなどが所属していた。このクラブはプレミアリーグのフラムやチャールトン・アスレティック、またAFCアヤックスと提携を結んでおり、それも影響してヴェルマーレンらはアヤックスのアカデミーでプレーする機会を得ることが出来たのである。

エデン・アザール(チェルシー)
14歳でフランスのリールのアカデミーにプレーし、2007年にトップチームデビュー。
2年連続で最優秀若手新人賞を受賞、2年連続でリーグMVP受賞などを経験し、3200万ポンド(約39億円)でチェルシーに移籍した。
その後、チェルシーではレギュラーに定着し今シーズンもチームの原動力として活躍している。
アザールが14歳からチェルシーに移籍するまでの7年間はリールの選手として過ごしているが、車でも移動できる地続きの移住先は、同じフランス語圏であったため、抵抗も少なかったと予想できる。

代わる代わる、近隣諸国の支配下に置かれた歴史を持つベルギー国民は、外国人ナレしているのである、100%純血のベルギー人を探すことが難しいのではないかと感じるくらい移民が多い国である。マンチェスター・シティに所属するDFヴァンサン・コンパニやマンチェスター・ユナイテッドに所属するMFマルアン・フェライニなど、アフリカにルーツを持つ選手が多いベルギー代表は、ある意味多国籍軍とも言えるだろう。

ベルギー代表が世界のサッカー界で活躍することができるようになったのは、近年のことであり、「団結」がベルギーサッカーを支えていると言えるだろう。


世界のサッカーシーンでは多くの移民選手が活躍している。
ガーナにルーツを持つイタリア代表FWマリオ・バロテッリやエジプトにルーツを持つイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィなどがいる。
今後のアフリカ系選手の活躍に注目してみるのも、面白いかもしれない。

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