2013年11月25日月曜日

マンチェスターユナイテッド(2004-12)

日本代表MF香川真司が所属する世界を代表するビッグクラブの一つであり、イングランドのフットボール史上最も成功を収めているクラブであるマンチェスターユナイテッド。

特に1986年に監督としてアレックス・ファーガソンが就任して以来、20の主要なタイトルを獲得し、近年では最も素晴らしい成績を残している。イングランドのトップリーグで最多となる20回の優勝を経験しており、リヴァプールの18回を超えている。

1968年にはイングランドのクラブとして初めて、UEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)のトロフィーを掲げたクラブであり、その後、1999年、2008年と通算3回の優勝を記録した。また、11度というFAカップの最多優勝記録を保持している。

世界屈指の人気・規模を誇るクラブであり、2012年に大手市場調査会社であるカンター社によって、ファンの数は世界人口のおよそ11人に1人にあたる65,900万人と推定されており、世界一ファンの多いクラブであることが判明した。

そのクラブをスポンサードする企業は今でも増えており、以下の様な企業がマンチェスターユナイテッドをオフィシャルパートナーとしてスポンサードしている。

これらの企業は、マンチェスターユナイテッドが世界各地でマーケティングを行い獲得してきたスポンサーであるとも言えるだろう。特に、香川真司がマンチェスターユナイテッドに加入が決まってから、KAGOMEやYANMARがマンチェスターユナイテッドのスポンサーになるまでのスピードは目にも留まらぬ早さであった。
そして、そのスポンサーを活かして日本ツアーを行い、多くの日本人ファンをマンチェスターユナイテッドの虜にしたのであった。

20131月にアメリカの経済誌『フォーブス』が発表したクラブの資産価値では、33億ドルと推定されており、NFLのダラス・カウボーイズなどを上回り、全世界のスポーツチームで1位と評価されている。


これはマンチェスターユナイテッドの収益額である。(mポンド)
マンチェスターユナイテッドは2003年から着実に収益を挙げており、2012年度には約500億円を突破したのである。

これは放映権料の推移である。プレミアリーグの放映権が高騰してきた背景もあり、マンチェスターユナイテッドの放映権収入も増加している。


また、先述したとおりマンチェスターユナイテッドが様々な企業にアプローチして、スポンサードをしてもらってきた背景もあり、マンチェスターユナイテッドの広告料収入が増加しているのがわかる。
オフィシャルパートナーとしてHPに掲載されている企業には、欧州の企業だけでなくアジアの企業が多く見られるようになったきたのもその背景の一つであるだろう。


これは入場料収入である。ほぼ横ばいである。チャンピオンズリーグの結果や国内大会の成績によって、この入場料収入は大きく変わってくるため、チームが勝ち続けることの重要性がわかるだろう。



現在、プレミアリーグで6位につけているマンチェスターユナイテッド。
世界のサッカーシーンをリードするマンチェスターユナイテッドが今後、どのような発展を遂げていくのか。これからどれだけ稼ぐのか。
これからの動きにも注目だ!!

2013年11月2日土曜日

プレミアリーグの世界戦略

プレミアリーグが留まることを知らずに発展しているのは情報がワールドワイドになったことが背景にあるだろう。テレビや新聞しかなかった時代から、現在ではPCやスマホ、タブレット端末を使ってどこにいても世界中の最新情報を手に入れることができるようになった。

そしてフェイスブックページを有効的に使い、各クラブのHPなどに直接アクセスできるようプレミアリーグのクラブは誘導しているのである。


これは2009/10シーズンのプレミアリーグにおける最終順位と選手コストの関係である。この年の優勝チームはチェルシーであったが、最も選手コストがかかっていることがわかる。また、このグラフからわかるように、上位争いをしているクラブのほとんどが100m£以上のコストがかかっていることがわかる。ちなみに100m£以上の選手コストがかかっているクラブは、チェルシー、マンチェスターユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプールであった。

これはデロイトが2013年に出したもものである。
これは各国のトップディビジョンに所属するクラブの総選手年俸とその総年俸額が総収入のどのくらいの割合を占めているのかを表している。
この図を見ると、プレミアリーグのクラブは他のリーグとくらべて最も選手年俸が高いリーグとなっておりことがわかる。




そんなプレミアリーグクラブの収入内訳を見てみると、ほとんどが放映権料に頼っている現状がある。もちろん、トップクラブは入場料収入や広告料収入の割合も高くなりすべてが均等に近い数値になるが、やはり下位クラブにおいては放映権料に頼らざる負えない状況となっているのである。

これがプレミアリーグが開幕してから、現在に至るまでの放映権料の推移である。これをみると一目瞭然だがプレミアリーグは右肩上がりで放映権料収入を増やしているのである。この背景には、アジアマーケットが存在しており、プレミアリーグのTV観戦者は毎年39億人と言われており、その中でも12億4000万人がアジア人であるのである。
現地に訪れることが出来ないアジア人がテレビを通してプレミアリーグを観戦しているのだ。

アーセナルのサポーターは、イギリスに住んでいる割合が5%で以下となっており、どれだけプレミアリーグのクラブが海外マーケットに支えられているのかがわかるだろう。
プレミアリーグのクラブがHPやフェイスブックページに様々な言語を用意しているのは、これらの顧客を満足させるためであり、これは日本もアジア戦略を進めていくにあたり必ず手を付けなければいけない問題である。


プレミアリーグが発展したのは、「イギリス国民が熱狂的なファンだから」と言われがちであるが、実際にそのクラブを支えているのはイギリス国民だけでなく世界中のサッカーファンなのであるのだ。