2013年10月23日水曜日

プレミアリーグを牽引する若者たち

プレミアリーグが開幕してから約2ヶ月が経ち、開幕ダッシュが出来たクラブとそうではなかったクラブにくっきり分かれているだろう。

今年度のサプライズはアーセナルだろう。シーズンオフにはストライカーを獲得すると見られていたが獲得したのはMFメスト・エジルだった。もちろん、彼のサッカーセンスは言わずと知れたものがあるが、アーセナルにはすでにサンティ・カソルラやトマシュ・ロシツキーがいた。そこにどのようにフィットするのか少し不安な部分も見られたが、その不安は、今は全く無いだろう。すでにチームの中心として活躍しており、また昨シーズン大車輪の活躍をしたサンティ・カソルラとのコンビネーションも問題無いだろう。また、MFアーロン・ラムジーの活躍も今シーズンのアーセナルを牽引していると言えるだろう。
アーロン・ラムジーは16歳の時にアーセナルに加入し、大怪我を乗り越え、現在の地位を手に入れた。ウェールズ代表では10番を背負い、キャプテンマークをつけている。
今シーズン開幕してから、目立った活躍をしている選手をピックアップしてみよう。


MFアーロン・ラムジー【アーセナル】

1990年生まれのウェールズ出身のミッドフィルダー。
カーディフのアカデミー出身で2007年に初めてプロ契約を結んだ。デビュー戦は2008年1月5日のFAカップでヘディングでプロ初得点を決めている。
その活躍がプレミアリーグのクラブから注目を浴びるようになり、マンチェスターユナイテッド移籍(およそ10億円)が決まりかけていた。しかし、アーセナルの監督であるアーセン・ベンゲルが休暇返上で本人を訪問したことが決め手となりアーセナルへの移籍を果たしたと言われている。
2010年2月27日のアウェーでのストーク・シティ戦では大怪我を負い、全治6〜8ヶ月の重症と診断された。
その後復活し、今シーズンはプレミアリーグ8試合に出場し5ゴールをあげている。



MFアンドロス・タウンゼント【トッテナム】



ガレス・ベイルが去ったトッテナム・ホットスパーは、その代役となる選手を常に追いかけていた。そして、獲得した選手の中には、ローマからMFエリク・ラメラなどを獲得した。しかし、蓋を開けてみるとスターティングラインナップには「タウンゼント」の名前があった。若干22歳ながらすでにレンタル移籍などで加入したクラブは8にも及ぶ苦労人。2013年10月11日のワールドカップ予選VSモンテネグロ戦でデビューし初ゴールを記録した。
今シーズンのトッテナム・ホットスパーを牽引するのはこの選手だろう。


FWサイード・ベラヒノ【ウェスト・ブロムウィッチ】


今シーズンのビッグサプライズだろう。現在では、アーセナルだけでなく多くのビッグクラブが注目する存在にまで成長したベラヒノは、スピード、そしてチームへの貢献度が特徴だろう。今シーズンはキャピタル・ワン・カップ、プレミアリーグを含め8試合で5ゴールを決めている。
契約が2015年までとなっており300Kポンド程度で失ってしまう可能性がある。ウェスト・ブロムウィッチはベラヒノを残留させるにしろ、売却するにしろ契約更新が今後のウェスト・ブロムウィッチの経営にも影響するだろう。



他にも今シーズンの活躍が目立っている選手はたくさんいるが今回はこのくらいにしておこう。
今後注目すべき選手は、他にも
MFウィル・ヒューズ【ダービー・カウンティ(2部)】
MFロス・バークリー【エバートン】
DFルーク・ショー【サウサンプトン】
などだろう。